出水商工会議所(鹿児島県)は東京・霞が関ビルで10月25日、鶴の町商工会と共に地域ブランドなどの物産品を販売する「鹿児島県出水市物産展 いずみマルシェ」を開催した。1階ロビーに構えたブース前では、お昼休みや退勤時に同ビルのオフィスで働くビジネスマンなどにスタッフが声を掛けて商品説明する姿や、試食商品を手渡す様子が見られた。
国の天然記念物に指定された鶴の渡来地としても知られる出水市は、鹿児島市から北北西へ約80キロメートルの距離に位置する人口5万4千人ほどのまち。八代海に面して扇状地が広がる豊かな自然に恵まれた地域だ。今年で4回目となった同イベントでは、出水ブランド「さつまいずみさん」などの中から、昨年人気のあった2018年に「かごしまの新特産品コンクール」で鹿児島県観光連盟会長賞を受賞したフランス菓子「桜島ロシェ」や、出水でとれるかんきつ類「大将季(だいまさき)」のクッキー、サツマイモを使った「出水ようかん」、歯ごたえのある豚肉入り「ゴロっとあぶり黒豚みそ」などを販売。都内で郷土の味を入手できるとあって楽しみにしている地元出身者も来店し好評を得た。
同所担当者は「たくさんの人に鹿児島、出水の魅力を知ってもらうには続けることが大事」と来年への意気込みを語った。
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