ビジネスのベースキャンプへ
長浜商工会議所は昨年12月1日、同所新会館の竣工(しゅんこう)式を挙行した。同所は1931年に創立。旧会館は60年に建設され、約60年間、同県北部(湖北)地域の経済を支える拠点として活用された。しかし、建物の老朽化や時代の変化により同所の事業内容が多様化してきたことから、6年前から準備を進め、新会館建設に至った。
長浜市役所跡地に建設された新会館には同所とバイオビジネス創出研究会、市内金融機関、および商工会により組織された長浜ビジネスサポートセンターが入居。大型スクリーンを備えた多目的ホール(会議室)や来館者が気軽に交流・情報発信できるスペース「フューチャールーム」も設けた。今後は同施設を使い、今まで以上に「オール長浜」で中小・小規模事業者、創業希望者らを支援し、地域経済活性化を目指す。
また、同会館に隣接する形で旧長浜公民館、市立長浜図書館、地域福祉センターを集めた複合施設「ながはま文化福祉プラザ」も開設。今後は両施設が連携し、JR長浜駅東側中心市街地の核としてにぎわいを創出することへの期待も高まっている。
竣工式であいさつした同所の大塚敬一郎会頭は「新会館は、さまざまな人や企業が出会える場、多様な経営課題の解決の場として活用いただけるよう役職員一丸となって取り組んでいく」と今後の抱負を述べた。竣工式後は、建設に協力した200社を超える会員事業者などを招待した竣工記念祝賀会が盛大に行われた。
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