職場の教養 毀誉褒貶

本コーナーは、社団法人倫理研究所の協力をいただいています。『職場の教養』は同研究所が発行している月刊誌で、同研究所の法人会員向けに頒布されている非売品です。詳しくはホームページ(http://www.rinri-jpn.or.jp/)をご覧ください。

毀誉褒貶

晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 もとの姿は 変わらざりけり

これは幕末から明治にかけて活躍した政治家の山岡鉄舟が、禅の修業中に拓いた心境を詠んだ歌です。

富士山は、見る場所や時刻、天候などによって様々な見え方をします。これまで多くの人が絵画や短歌にその美しさを表わしていますが、富士山そのものは何の変化もありません。

私たちも、日々接する相手から、様々な評価を受けています。自分自身に変化はなくとも、立場や場面によって、評価は正反対にさえなります。

例えば、強い信念を持ち過失を許さない態度は、「信頼できる」「仕事を安心して任せられる」と評価される反面、「融通が利かない」「杓子定規な人」というレッテルを貼られる場合もあります。

人からどのように評価されようと、自分の価値そのものには何の過不足もありません。毀誉褒貶に惑わされず、心晴れやかにありたいものです。

今月の心掛け

自分の価値を信じましょう

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