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LOBO8月結果 業況指数は小幅悪化 まだら模様の状況続く

LOBO全産業合計の各DIの推移(2012年8月以降)

日本商工会議所は8月29日、全国の商工会議所を通じて企業にヒアリングした結果を取りまとめた早期景気観測調査「商工会議所LOBO調査」の8月結果を発表した。調査期間は8月15日~21日。8月の全産業合計の業況DIはマイナス20・5と、前月から0・8ポイントの悪化。先行きDIはマイナス17・4と改善を見込むものの、中小企業における景況感の回復は力強さを欠き、まだら模様の状況が続く。

8月の全産業合計の業況DIは、前月からほぼ横ばいで推移。公共工事、自動車関連の下支えが続くほか、外国人観光客の増加などを背景に観光関連が堅調だったものの、一部で台風や局地的な大雨に伴う売上減少、客足の伸び悩みなどの影響がみられた。

仕入れや電力料金などのコスト増による収益圧迫や、人手不足に伴う生産・営業活動への影響も広がっている。人材確保のための賃上げにより負担が増す中、中小企業における景況感の回復は力強さを欠き、まだら模様の状況が続く。

業種別では、建設業は、公共工事の下支えなどにより、ほぼ横ばい。製造業は、コスト増が足かせとなり、採算の改善が遅れる状況が続く。卸売業は、天候不順により夏物商材の動きが鈍かったほか、輸送コストの増大が収益を圧迫し、マイナス幅が拡大。小売業は、天候不順に伴う客足の伸び悩みもあり、悪化。サービス業では、収益改善が遅れる運送業の押し下げに加え、飲食・宿泊業で天候不順の影響などがあり、ほぼ横ばいとなっている。

先行き見通しについては、個人消費や製造業の生産回復に期待感があり、景気は徐々に持ち直すとの見方が続いている一方で、仕入や電力料金、人件費などのコスト増や人手不足に伴う影響が拡大。先行きに確信が持てない中小企業も多く、回復に向けた動きは弱い。