職場の教養 「全然大丈夫」

本コーナーは、社団法人倫理研究所の協力をいただいています。『職場の教養』は同研究所が発行している月刊誌で、同研究所の法人会員向けに頒布されている非売品です。詳しくはホームページhttp://www.rinri-jpn.or.jp/をご覧ください。

「全然大丈夫」

上司や先輩に対して、正しく言葉を使うことは、社会人としてのマナーでしょう。誤りと気づかずに使ってしまう、間違いやすい言い方があります。

例えば、「今話題の映画、もうご覧になられましたか」という言い方です。これは、「ご覧になる」という敬語に「られる」を加えた二重敬語で、誤りです。

上司から、資料の準備が間に合うかを問われて、「全然大丈夫です」と答えるのも間違いです。「全然」の後には、打消しや否定の言葉が続きます。「全く問題ありません」もしくは「できております」が、正しい言い方でしょう。

「了解です」も、よく使われがちです。了解とは、「よく理解する」という意味の他に、「認める」「承認する」という意味を含むため、先輩や上司への返答としてはふさわしくありません。「承知しました」「かしこまりました」が正解です。

「言葉遣いは心遣い」といわれます。社内外を問わず、目上の人に対する言葉遣いには、相手を敬う心が大切です。

敬う心が相手に伝わるような、美しい言葉を正しく使いたいものです。

今月の心掛け

言葉を正しく使いましょう

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