職場の教養 二円の気配り

本コーナーは、社団法人倫理研究所の協力をいただいています。『職場の教養』は同研究所が発行している月刊誌で、同研究所の法人会員向けに頒布されている非売品です。詳しくはホームページhttp://www.rinri-jpn.or.jp/をご覧ください。

二円の気配り

一年で最も多忙な時期に、Eさんは異動してきました。

新しい部署の同僚は、忙しい業務の合間を縫って、丁寧に仕事を教えてくれました。そんな姿勢に刺激を受け、自分も精一杯仕事を覚えようと決意しました。

しかし実際は、覚えることが多すぎて、すぐにはできないことだらけです。やる気はあるものの、行動にはなかなか移せないEさんでした。

ある時、ハガキを書いている先輩を見かけました。消費税が引き上げられたので、書いたハガキに二円切手を貼っています。Eさんは〈部署にあるすべてのハガキに二円切手を貼ろう〉と思いつきました。

後日、「これ、誰が貼ってくれたの?」という先輩に、「Eさんですよ」と女性職員が告げると、部署の仲間は驚き、とても喜んでくれました。ほんの些細なことでしたが、誰も思いつかない気配りだったのです。

自分の仕事ばかりに集中しがちですが、仕事は与えられるものだけではありません。ちょっとした気配りもまた、職場に欠かせない大切な働きです。

今月の心掛け

気配りのできる人になりましょう

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