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職場の教養 黒板の後始末

本コーナーは、社団法人倫理研究所の協力をいただいています。『職場の教養』は同研究所が発行している月刊誌で、同研究所の法人会員向けに頒布されている非売品です。詳しくはホームページhttp://www.rinri-jpn.or.jp/をご覧ください。

黒板の後始末

小学生向けの学習塾で講師をしているTさん。鉛筆や消しゴムを教室に置き忘れる子供が多く、何度注意しても改善されないことに不満を持っていました。

今日も授業の最後に、「忘れ物をしないように」と呼びかけました。しかし、教室を見回してみると、やはり忘れ物があります。

〈なぜこんなに言ってもわからないのだろう〉と気落ちしながら、黒板の文字を消していました。その時、塾長が教室に入ってきました。

「暗い顔をしてどうした?」と尋ねられ、忘れ物がなくならないことを伝えると、塾長は「よくわかった。ところで、この黒板の消し方は汚いね」と、消し跡が残る黒板を指差したのです。

「『後始末をしなさい』と言っている本人の後始末ができていなければ、子供たちは君の言葉を聞かないと思うよ。まずはきれいに黒板を消してごらんなさい。その姿を子供たちが見れば、きっと忘れ物もなくなるでしょう」

なるほどと思ったTさんは、その後、率先垂範(そっせんすいはん)を心がけています。

今月の心掛け

率先垂範(そっせんすいはん)して行動しましょう

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