セレクト地域短信 錦鯉モチーフの酒器など発売
イベントも開催し観光交流人口増図る
小千谷商工会議所は、小千谷市内の企業・団体と共に「おぢや観光プロジェクト」を推進し、土産品開発や観光ツアーなどのイベントを実施している。このほど、小千谷発祥で県の鑑賞魚に指定されている錦鯉をモチーフにした津軽びいどろの酒器(ぐいのみ)「おぢや錦鯉紅白柄風盃」と地元メーカー4社の菓子の詰め合わせ「千の谷の物語」を開発し、発売した。
同プロジェクトは観光交流人口の増加と産業振興、観光案内のリーダー的人材養成を目的に、2015年にスタート。17年には日本酒「小千谷談判」や酒器「おぢや錦鯉昭和三色柄風盃」を販売し、これが好評だったことから今回の酒器を姉妹品として開発した。「千の谷の物語」は柿の種2種類(しょうゆ味、神楽南蛮みそ味)と豆菓子、干菓子のセットでいずれも地元素材や製法にこだわる一品だ。
観光ツアーも随時開催しており、6月1日にはユネスコ無形文化遺産の麻織物「小千谷縮」の着物を着て錦鯉鑑賞などを楽しむ「小千谷縮・越後上布着始め会」を実施。次回は9月14日に「小千谷縮・工房めぐり」を開催する予定だ。「座禅」や「茶道」体験などのイベントも定期的に実施している。一方、観光ガイドを目指す人向けのガイドブック「小千谷旅する案内帳」を発行するなど、観光ガイド育成面でも力を入れている。
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