セレクト地域短信 まち歩き「おかやるく」が好評
住民目線で地域の魅力体感
岡谷商工会議所は4月27~30日、まち歩きイベント「おかやるく」を開催した。ガイド役は地元住民だ。古墳や史跡を巡る「OKAYA BIGINING」や「空き家見学会」、専門家と歩く「まちなかバードウオッチング」、馬肉料理を食べ歩く「うまいグルメの食べ歩き」など八つのコースに県内外から59人が参加した。各コースとも所要時間は2時間半程度。ガイドが住民だからこそ知り得た穴場や名所巡りを楽しんだ。
同イベントは〝ものづくりのまち〟岡谷市の魅力をまち歩きしながら知ってもらおうと4年前にスタートし、年2回定期開催している。まち歩きの先進地、長崎市のまち歩きイベント「長崎さるく」を参考にプランをつくり、「岡谷を歩く」「岡谷を見る(=LOOK)」の意味を込めて「おかやるく」と名付けた。いわゆる観光案内ではなく、地元住民が大切にしている日常の風景やグルメなどにスポットを当て、まちの新しい魅力を伝えることにこだわっている。
定員は少人数のため「ガイドの話をじっくり聞けた」と好評。参加者アンケートでは「地元の人も知らない古墳や史跡を巡ることができてよかった」「『ブラタモリ』のような気分」など回答者の全員が楽しかったと答えた。同イベントは、次回11月上旬に開催する予定。同所は今後、コースの拡充や開催日を増やすことも検討していく。
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