大和商工会議所女性会(神奈川県)はこのほど、「コンポストバッグ」を活用した生ごみの減量によるCO2削減の取り組みを開始した。
新型コロナウイルス感染症の影響により地域社会が大打撃を受けたことから、同女性会では地域のために貢献できる取り組みを昨年度から模索。メンバーでアイデアを出し合い、市内の一般廃棄物・粗大ごみ処理施設「大和市環境管理センター」の老朽化問題にヒントを得て、SDGs(持続可能な開発目標)とも合致した「生ごみの減量」による循環型社会実現への貢献を決めた。
コンポストバッグは、都市に住みながらも生ごみの堆肥づくりに取り組みたい人向けに開発されたローカルフードサイクリング社製の「バッグ型ファスナー付きのコンポスト」を選定。生ごみを堆肥に変える際に悪臭や虫が発生しにくいのが特徴だ。3月から4月中旬には、ベランダや家の中にもそのまま置けるコンポストを希望した会員41社に配布して利用を開始。実際に利用した会員からは「生ごみが減った」「生ごみの臭いがしない」など好評だ。
現在、同会では、堆肥の具体的な活用策を検討中。地元のJAや市の公園管理課など、堆肥を必要とする団体などに寄付することなども含め、地域への貢献となる取り組みを展開していく。
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