奈良県奈良市
航海に正確な地図と羅針盤が必要なように、地域づくりに客観的なデータは欠かせない。今回は、奈良県北部に位置し、奈良時代に平城京が置かれた古都で、人口35万人の「奈良市」について、まちの羅針盤(地域づくりの方向性)を検討したい。
充実する都市基盤
奈良市は、古くから栄えてきたことで都市インフラ・サービスが充実、「保健衛生・社会事業」(医療・介護など)「公務」「小売業」など第3次産業が集積している。また、東大寺や薬師寺、興福寺など大寺院もあり、歴史や文化が蓄積、大阪や京都と1時間圏内で交通の便も良い。こうした優れた都市基盤によって、観光面では有数の国際観光文化都市、生活面では良質なベッドタウン、行政面では県庁所在地・中核市となっている。
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