各務原商工会議所(岐阜県9月8日8日、大阪・関西万博内のパビリオン「いのちの遊び場クラゲ館」でアルミスプーンづくり体験のワークショップを開催した。同事業は、世界の子どもたちにものづくりの楽しさを体験してもらい、各務原のものづくりをアピールしようと市内の7事業者と共に実施した。
当日は子どもたち105人が参加。海外の子どもたちには英会話ができるスタッフが対応し、スプーンの形をしたアルミニウムの平板をハンドプレス機などでプレス、加工し15分ほどでオリジナルのスプーンを作成した。子どもたちはハンドプレス機でスプーンの形になる工程に驚いたり、スプーンの研磨に夢中になったりとものづくりの工程を楽しんだ。
同事業に至った背景には大阪府八尾市とのつながりがある。同所では2021年に各務原市内でオープンファクトリーを開催する際に、オープンファクトリーの先進地である八尾市を視察。その縁で八尾市内の事業所から大阪・関西万博でのワークショップを打診され、開催に至った。
同所担当者は「中小製造業は、日々の現場で『考え、試し、工夫する』を繰り返し、ものづくりを支えている。今回のワークショップに出展し、問題が起こっても対策を考え、瞬時に改善するものづくり企業の皆さんの姿に底力と素晴らしさを改めて体感した」と述べた。
