山陽商工会議所(山口県)女性会は9月20日、第2回「こども食堂 ねたろう君」を同所会員事業所の飲食店で開催した。同事業は、子育てしやすい地域づくりへの貢献と若年層の定住促進、地域人口の増加が目的。当日は102人が参加し、カレーライス、プリン、ゼリー、シフォンケーキ、クッキーなどを子どもたちに振る舞った。
イベント名の「ねたろう君」は同地域の民話である「三年寝太郎」をモチーフにしている。こども食堂に親しみを持ってもらおうと名付けた。
事業実施のきっかけは2022年5月に開催した「こども食堂」についての講習会だ。講習会を通して地域の発展のためには、子どもの成長を地域で支える仕組みづくりが大切であるということを学んだ。その後、子ども食堂の開催に向けた準備を進め、今年2月に第1回を開催。地元小学校2校へのチラシ配布、ホームページやSNSなどでの情報発信を行い、73人が参加した。
今後は11月、2026年2月に開催を予定している。地域住民からの支援の声もあり、1年間に3回、定期的に実施する考えだ。
同所担当者は「こどもたちに『ありがとう。おいしかったよ。ごちそうさま』と笑顔で言っていただくことが励みになる。定期的に開催して地域に根付いた事業になればうれしい」と述べた。
