富山商工会議所などは、19日から開催される国際ポスター展「世界ポスタートリエンナーレトヤマ(IPT)2015」に併せて、関連イベントを市内各所で実施。同所ビルの西壁面にも超特大ポスターを掲示、「ポスターの街・とやま」をアピールする。
IPTは世界5大ポスター展の一つで、市内中心部にある富山県立近代美術館をメイン会場に、1985年から3年に1度開催しているもの。今年で11回目の実施となり、国内唯一の国際公募ポスター展としても知られている。
同所では、19日の開幕を控え、世界的なグラフィックデザイナーである永井一正氏の描いた縦15メートル、横10メートルのIPT公式ポスターを同所ビルに掲示、ムードを盛り上げている。今回のメインビジュアルでは、世界中の厳選されたポスターが富山に集結していることを表現した、鋭い眼光とくちばしを持つ力強い猛禽(もうきん)類の姿が描かれ、道行く人の目を楽しませている。
また、11月23日までの約2カ月間の会期中、市民にポスターやデザインに関心を持ってもらい、まちぐるみでデザイン・コミュニケーションを楽しんでもらおうと、アーケードやホテル、市役所など市内各所でさまざまなテーマの展示会を企画。さらに、中心市街地の歩道に多数のイーゼルを設置しポスターを飾る事業も行う。市民だけでなく観光客やIPT参加者に「ポスターの街・とやま」をアピールする。
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