一宮商工会議所(愛知県)に事務局を置く「いちのみや秋まつり実行委員会」は10月1日から31日まで、「コロナに負けるな!138だいだいフェスタ2020」を開催した。例年、仮装パレードをはじめ複数のハロウィーンイベントが1カ月間行われるが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため中止に。代わりに、毎週土・日曜日にトリックアートを市内に設置して市民が写真撮影を楽しめるフォトスポットをつくった。
アートはJR尾張一宮駅に隣接する商業ビル内や商店街など市内6カ所に9種類設置。恐竜やおばけなどの絵の前では、毎週、家族連れらが子どもの写真撮影を楽しんだ。
ハロウィーンをテーマにしたフォトコンテストも同時開催。仮装して同フォトスポットなど市内で撮影した写真をインスタグラムで募集した。今後は11月中に審査を行い、12月に入賞者を発表する予定だ。
また、例年はイベント会場を巡ってもらうため各会場で子どもたちへ配布していたお菓子を、今回は幼稚園・保育園を通じて贈ることとし、約90園、約9800人の園児に配布した。
同所は「毎年イベントを待ち望んでいる子どもたちに、安心して楽しんでもらおうと企画した。また来年につなげていきたい」と話している。
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