各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、7月13~26日に出品された甲府の〝自慢の逸品〟を紹介する。
甲府商工会議所は、2021年が〝山梨の英雄〟戦国武将武田信玄公の生誕500年に当たることから、信玄公にちなんだ銘菓や郷土料理のほうとうを出品した。きなこをまぶした餅に特製の黒蜜をかけて食べる山梨の代表銘菓「桔梗信玄餅」は明治時代から続く桔梗屋の逸品だ。今回は黒地に桔梗柄の信玄公生誕500年記念パッケージ(6個入り)をはじめ、信玄餅を黒蜜入りのあんで包んだ「桔梗信玄最中(もなか)」、どら焼きの皮にきなこ餅とつぶしあんをサンドした「桔梗信玄餅どら」を販売した。
うぐいすあんを黒糖ようかんで包んだ甲斐銘菓「くろ玉」で知られる澤田屋は、信玄公に仕えた24人の武将の家紋入りパッケージのまんじゅう「甲斐の国の守り人」を出品。名物のくろ玉と「あけの金時」のサツマイモあんをキャラメルようかんで包んだ「キャラ玉」も紹介した。
平打ち麺に肉や野菜、みそを加えて煮込むほうとう「かくし甲斐路(具・みそ付き)」(有川商事)は食品添加物やアルコール、食塩を使わない麺が特徴。夏向けのつけ麺「夏のほうとう」も注目された。
ブースでは500円以上購入者に水道水のボトル詰め「甲府の水」「信玄公生誕500年記念風林火山デザインBOXティッシュ」を進呈。山梨ではまちを挙げて記念事業を推進しており、同所は10月の「信玄公まつり」などイベントもPRした。
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