各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、9月7~13日に出品された前橋の〝自慢の逸品〟を紹介する。
前橋商工会議所は、前橋市内の漬物専門店、中川漬物の新商品「漬物せんべい」や老舗大甘堂菓子舗の「大どら焼き」などを紹介した。
中川漬物は、地元野菜を中心に厳選した野菜を漬け込んだ種類豊富な漬物が自慢だ。今回出品した「漬物せんべい新しょうがたまり醤油(しょうゆ)漬け味」は、子ども食堂支援を通して出会ったせんべい店・本手焼おおとり(埼玉県鴻巣市)とコラボレーションして開発。せんべいに群馬県産の新ショウガを使った「きざみ生姜たまり醤油漬け」を塗って焼いたもので、パリッと軽い食感にほんのりショウガの香りが広がる。ブースでは、せんべいに使用したきざみ生姜たまり醤油漬けをはじめ「干しだいこんにんにく醤油漬け」、自家製「うめシロップ」なども販売した。
大甘堂菓子舗は大正時代創業の老舗で、県産の素材や北海道産の小豆を丁寧に練り上げた自家製あんの和菓子が人気。看板メニューの「大どら焼き」は皮に県産の小麦粉「白金鶴」と「大島卵」を使い昔ながらの製法で手づくりしている。今回は、県の特産「紫花豆」をたき上げた「花豆まるまる羊羹(ようかん)」も紹介。農家支援の一環として規格外の花豆を活用し、プレーン、黒糖、柚子(ユズ)、珈琲(コーヒー)の4種類を販売した。
同所は「群馬の農産品を使った製品や地元の味を知ってほしい」とアピールした。
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