ホッキガイは千葉県銚子以北、海水温の低い水深5~20mの砂底に生息している貝で、正式にはウバガイという。ずっしりと厚みがあり、生でも火を通しても味が良く、カレーや炊き込みご飯、熱々のフライなど、調理のバリエーションにも事欠かない。
ホッキガイの水揚げ量日本一を誇るのは北海道苫小牧市。10月には「苫小牧漁港ホッキまつり」が開催され、新鮮なホッキに舌鼓を打とうと多くの人でにぎわいを見せる。その苫小牧で“ホッキごはん一筋”と銘打つ「北起屋」の「ほっきごはんの素」がうまい。手間のかかるホッキめしを手軽に家庭で炊けるようにパックしたもので、しょうゆベースのかつおだしにホッキを漬け込んだ秘伝のタレと、別添のホッキガイがセットになっている。
調理法は洗った米3合にタレを混ぜて炊くだけ。最後にぷりぷりのホッキガイをのせて、出来上がり。こんなに簡単なのに、味も見栄えも割烹(かっぽう)料理店でいただくホッキめしのよう。
もともと高級食材のホッキガイだが、近年はますます高騰している。しかし「ほっきごはんの素」があれば気軽に味わえ、キャンプ場でもつくれるのが素晴らしい。2003年、「北海道加工食品フェア」優秀賞に輝いた実力を確かめてみて。
Data
社名 : 北起屋合資会社(ほっきや)
所在地 : 北海道苫小牧市双葉町1-18-16
HP : https://hokkiya.net/
電話 : 0144–32–5878
【苫小牧商工会議所】

