都城商工会議所(宮崎県)は9月13日、都城市立図書館と共に「石蔵・石垣保存プロジェクト」の第2弾となるまち歩きイベント「まち・音楽・記憶のひととき」を開催した。当日は約30人が参加。石蔵や石垣を巡るまち歩きに加え、音楽演奏、記録映像上映、講演会を行った。
同プロジェクトは、都城市には南九州地域の石文化と共に薩摩藩の時代から築かれた石蔵や石垣が多く残されていることから、その文化や歴史に興味を持ってもらい、まちを回遊してもらおうと2024年度に開始。第1弾として24年度はまちの石蔵や石垣を掲載したマップを作成し、マップを利用したまち歩きと講演会を実施した。今後も同市の歴史と文化を知ってもらう活動を続け、まちのにぎわいと世代を超えた交流を生み、まちへの愛着や地域コミュニティーの醸成につなげる。
同所担当者は「本プロジェクトのように、まちの価値を掘り起こし、独自の文化を大切にしていくことは意味のあること。子どもたちや市民にまちの記憶や歴史を知ってもらい、魅力を感じてもらうことで本当のまちの再生につながり、面白いまちに変化していくと思っている」と述べた。
