黒石商工会議所(青森県)は、2月10日から23日までの2週間、JR東京駅構内の地域食品セレクトショップ「ニッコリーナ エキュート東京店」で、土産品のテスト販売を実施した。販売したのは、「こけしのあたまんじゅう」「四半餅」「黒石やきそばせんべい」など黒石市内の6事業者の7商品。これらは、同所が市内の事業者の販路開拓・情報発信を目的に2018年から取り組む「黒石おみせプロジェクト」で開発・改良された商品だ。
同事業では、販路拡大を目指す事業者の相談に乗る「おみせ相談所」を同所が運営し、専門家が商品開発やデザイン、広報のアドバイスを行っている。一方、ニッコリーナは地元以外ではほとんど流通していない商品を「ニッコリーナのたまご(ニコたま)」として紹介し、売り手と買い手の意見を生産者にフィードバックするプロジェクトを1月に開始。この一環として、黒石の商品が〝ニコたまコーナー〟に並んだ。
店頭では、単品売りの商品がよく売れ、菓子を予約して購入する人もいたという。全ての商品が再発注されるなど、販売は好調だった。
同所は「黒石でつくられる食品の魅力を伝える良い機会になった。継続販売につながれば」と期待を寄せている。
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