防府商工会議所(山口県)をはじめとする実行委員会は、4月15日~5月6日、花鉢で「防府希望のともしび」をテーマにしたモザイク画を防府天満宮の大石段に展示した。
防府市の県立農業大学校が栽培したビオラとベゴニア、アリッサムの計800鉢を使用し、長さ33メートル、幅5メートルの絵を彩り豊かに表現している。花鉢を寄せ合わせて描かれたモザイク画は、防府天満宮が東京五輪の聖火リレーのルートだったこともあり、世界を明るく照らす炎を描いたものだ。
今回は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、花の展示についての検討を重ねていたが、花の写真や動画を積極的に発信することで、見た人の気持ちを少しでも明るくできたらという思いから、予定通り実施された。
SNSでこの展示を見た人からは「元気をもらえた」「前向きな気持ちになれた」「癒やされた」などの反響があった。
展示後の花は電話予約にて1鉢100円で販売。受け付け開始後の約1時間で完売となるほどの盛況ぶりであった。
実行委員会は、展示を終えて、「こんな状況の中での開催でも、多くの人に好意的に捉えていただいてありがたかった。来年は、純粋に展示を楽しんでいただける状況で迎えられたら」と話した。
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