日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2月の訪日外客数が前年同月比36・4%増の189万1000人となり、2月として過去最高を記録したことを発表した。単月でも昨年7月(約191万8000人)に次いで、過去2番目の記録。東アジアを中心とした訪日旅行需要は好調に推移している。
JNTOでは、主な要因として、アジア地域の旧正月休暇中の訪日旅行者数の増加のほか、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がりなどを指摘。また、「継続的な訪日旅行プロモーションや、円安による割安感の定着も、訪日旅行者数の増加を後押ししている」と分析している。
市場別では、韓国からの訪日客が、前年同月比52・6%増で2月としては過去最高の49万1000人を記録。1月からの累計で早くも100万人を超えた。依然として好調な中国49万9000人(前年同月比38・9%増)、台湾34万9000人(同25・7%増)、香港15万2000人(同38・8%増)を加えた東アジア4地域だけで訪日客全体の78・8%を占めている。
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