札幌商工会議所(北海道)は札幌観光協会とともに2月22日、「春節・日本文化ショー」を開催した。同イベントは、年々増加する外国人観光客から、「夜に楽しむ場所がない」「日本の文化を体験できる施設がない」などの声を受けて企画されたもの。
北海道における外国人観光客は、特に中華圏の旧正月(春節)やスキーシーズンに集中する傾向があり、昨年度は12月~3月の間に約116万人が来訪。とりわけ台湾や中国からの観光客が多いため、中華圏からの旅行者に向けて、今回実験的にイベントを開催した。
イベントでは、縄文太鼓や尺八、空手、日本舞踊、ヨサコイ節などのパフォーマンスを披露。着物の着付け体験なども行い、外国人観光客たちは日本文化を満喫した。1ステージ1時間のプログラムで、今回は午後6時からと午後8時半からの2ステージを実施。合計150人の来場者で会場は熱気に包まれた。
同所は、「4月以降も定期的にイベントを開催していきたい」と話している。
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