観世音菩薩と地蔵尊に真心を
むつ商工会議所女性会は7月12日、「恐山観音・地蔵尊衣替えと清掃奉仕事業」を実施した。同事業は、昭和60年から毎年この時期に欠かさず実施しているもので、今年で32回目を迎えた。
日本三大霊山である恐山へ向かう街道沿いには、石仏観世音菩薩33体や地蔵尊が建立されている。これらは、今から150年以上前に設置されたもので、長い間、雨風にさらされたため、汚れが目立ったり、周辺の樹木などで隠れたりしていた。この状態に心を痛めた同女性会では、毎年7月下旬に開催される恐山大祭を前に、観光客や参拝に訪れる人を気持ちよく迎えたいとの思いから、同事業を開始。以来、地域に根差した取り組みとして、また、女性会の恒例事業として行われている。
最新号を紙面で読める!