諫早商工会議所(長崎県)が事務局を務めるのんのこ諫早まつり振興会は15、16日の2日間、諫早市役所前の広場などで「のんのこ諫早まつり」を開催した。祭りは毎年秋に3日間開催されるもので、期間中は延べ10万人が訪れる一大イベント。今年は台風の影響で3日目は中止となったが、15日の前夜祭、メインイベントの「のんのこ街踊り」が行われた16日の本祭共に市民や観光客でにぎわった。
「のんのこ」とは、かわいいを意味する諌早の方言。「のんのこ踊り」は両手にそれぞれ2枚の小皿を持って踊るため、「皿踊り」ともいわれる。もとは宴席の踊りで昭和30年ごろに始まったという。
前夜際では郷土芸能や市内各地区の民謡が披露され、翌日の「のんのこ街踊り」では企業や学校など約70団体約6千人が皿を打ち鳴らしてまちを練り歩いた。また、島根県の隠岐民謡協会や佐賀県の皿山踊り・チロリン隊などが参加して他地域の皿踊りを披露する「有名芸能の祭典・皿踊りの競演」も行われた。
なお今回は市職員有志が立ち上げた「いさはや萌えきゃらぷろじぇくと」とコラボレーションして祭りをPR。キャラクターを各広報媒体に活用し、パフォーマンスショーで祭りを盛り上げた。
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