日本商工会議所青年部(日本YEG)は3日、「全国会長会議」を初めて開催した。青年部活動において指導的役割を担う各地商工会議所青年部(YEG)の単会会長、道府県連合会会長、日本YEG出向者ら約600人が出席した。
同会議は、地域経済を担うリーダーとして資質の向上と意識の高揚を図るとともに、YEGや地域社会が当面する課題などについて意見交換を行い、単会事業に反映し青年部組織の活性化と一層の充実に資することを目的に実施。第一部では、日本商工会議所の三村明夫会頭が「先輩経営者の視点から青年経済人に伝えたいこと、期待すること」をテーマに講演した。三村会頭は、「社長は苦しみもあるが、大いなる喜びもある、誠にやりがいのある仕事。時には大きな環境変化の中で企業や組織の基本構造を変えるような事態に直面するかもしれない。そのような時には、遠回りをすることになるかもしれない、また時間がかかるかもしれないが、問題に真正面に向き合い、私益と公益のバランスの取れた『正道』を歩んで行くべき」とエールを送った。
第二部では、「年頭に掲げた自分の方針と現状について」をテーマにディスカッションを実施。昨年12月に島根県出雲市で開催した会長研修会から6カ月が過ぎた中で、途中経過を報告し合った。その後、政策提言研修会・中期ビジョン策定研修会を行い、互いに研鑽を重ね、2018年度を成功へ導くための研修を実施した。
最新号を紙面で読める!