日本商工会議所は東京商工会議所と共同で、2月27日~3月4日、中央アジアにあるウズベキスタンの首都タシケントとサマルカンドに現地事情視察団を派遣した。視察団には、小池隆彦団長(東京・議員)ら9人が参加した。
今回の視察団派遣は、日本に留学経験のあるウズベキスタンのアジズ・アブドゥハキーモフ労働大臣の要請により実施された。タシケントで会談したアブドゥハキーモフ労働大臣は、ウズベキスタンの労働者の技能の高さをアピール。同国は、ロシアやカザフスタン、韓国などに多くの労働者を派遣しており、同国の雇用確保のため、日本への労働者の派遣について協力を要請した。また、実際に労働省対外労働移民庁の研修施設や繊維工場、公営アパートの建設現場を視察した。
その他タシケントでは、アリシェール・シャイーホフ・ウズベキスタン商工会議所会頭、アンバール・シャラポフ・ウズベキスタン国家観光開発委員会委員長、伊藤伸彰駐ウズベキスタン日本大使を表敬訪問。サマルカンドでは、伊藤忠商事といすゞが出資するバス・トラック製造企業サム・オート社の工場や、労働省の職業訓練校などを見学した。
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