羽島商工会議所(岐阜県)は9月1日、マスコミ関係者に向けて地域の中小・小規模事業者の商品情報を発信する「新製品・新サービス等合同記者発表会」を羽島市民会館で開催した。昨年に続き2回目の開催となる今年は、コロナ禍を乗り切るための新たな発想・工夫を凝らした新製品・新サービスを10事業者が発表。NHKをはじめマスコミ10社を前に熱のこもった製品紹介を行った。記者発表会の模様はYouTubeで配信している。
同合同記者発表会は、地域振興の一環として優れた製品やサービスがありながらプロモーションやブランディングまで手が回らず「つくり上手のPR下手」となっている事業者に情報発信を行う機会を提供する事業。会員企業からの要望を受けて昨年初開催し、大変好評を得たことから、2回目を開催する運びとなった。今回は、8社の募集に対し10社が応募。参加企業は7月から発表会に向けて広報の専門家によるセミナーを受講するなど準備を進めた。
発表された商品は、新型コロナウイルスの影響が続く中、新しい生活様式へ対応するために工夫を凝らしたものがそろった。「抗菌消臭立体マスク『IKEマスク』」(テクナード)は、マスクの中央にスリットを入れることでマスクを着用しながら楽器の演奏ができるようにしたアイデア商品。建設会社が製作した移動型個室「プラネットルーム」(ひらめきカンパニー)は、壁や天井に開けた穴から光が差し込み星空のように輝く仕掛けで、自宅に居ながら満点の星空を楽しむことができる。ほかにも自宅の庭をリゾートホテルのように飾り付け、シェフの料理を楽しめるサービス(センスオブリゾート)など、各社アイデアが詰まった商品をアピールした。
同合同記者発表会は、当日NHKのニュース番組で紹介され、新聞でも取り上げられた。発表会の資料と動画(ダイジェスト版)は同所ホームページから閲覧できる。
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