各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、10月12~18日に出品された伊丹の〝自慢の逸品〟を紹介する。
伊丹商工会議所は、日本遺産に認定された醸造地・伊丹の日本酒と、酒蔵がつくるクラフトビール、酒関連商品を出品した。「清酒発祥の地」とされる伊丹は江戸時代、西宮・灘と共に「下り酒」と称される酒を樽(たる)廻船で江戸へ届け、清酒のスタンダードを築いたとして、昨年、日本遺産に認定。今回は、当時江戸で人気を博した「諸白(もろはく)仕込み」の製法を受け継ぐ酒「超特撰白雪伊丹諸白本醸造」(小西酒造)を紹介した。同商品は英国で開かれた酒の国際コンテスト「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2021」SAKE部門でゴールドメダルと「トロフィー」を獲得。豊かな味わいを楽しめる。
また、クラフトビール「KONISHI ITAMI BEER」(小西酒造)も登場。伊丹市とベルギー・ハッセルト市が国際姉妹都市であることからベルギーのビール醸造技術を取り入れ日本酒の発酵技術と融合させた日本人に親しみやすい味わいだ。すっきりとしたホワイトとこくのあるブラックの2種類を販売した。
そのほか「伊丹郷」(伊丹老松酒造)など人気の銘酒をそろえて伊丹の酒をPR。酒かすを使ったフリーズドライ即席粕汁やドーナツ、レトルトカレー、酒の仕込みに使われていた地下95メートルからくみ上げられる井戸水「老松丹水」と高知県産ユズを使用した「御免酒老松生ぽんず」もブースに並んだ。
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