埼玉県春日部市のせんべいの老舗メーカー・三州製菓が「米国では、廃棄される麦芽かすを菓子として付加価値を付けて販売している」という記事に触発されて商品開発した「ビアモルトクラッカー」。今回、食品部門で日本商工会議所会頭賞を受賞した。
同商品は、同県川越市でクラフトビール「COEDO」を製造する協同商事コエドブルワリーとのコラボレーションにより開発。COEDOのピルスナータイプ「瑠璃―Ruri―」の製造過程で発生する麦芽かすをせんべい生地に混ぜて薄く焼き上げ、発酵バターとブラックペッパーで味付けした。
麦芽由来の香ばしい風味で、ビールやお酒のおつまみ、お土産としても最適だ。フードロスに配慮した原材料を使い、味や製造法などにもこだわっている点などが評価された。
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