厚生労働省は24日、2021年度の国民医療費(医療機関などにおける保険診療の対象となる傷病の治療に要した費用の推計値)が初めて45兆円を超え、45兆359億円(前年度比4.8%増)に達したと公表した。人口1人当たりの医療費は35万8800円(同5.3%増)で過去最高。国民医療費の国内総生産(GDP)に対する比率は8.18%で初めて8%を超えた。
人口1人当たりの国民医療費を年齢別で見ると、「65歳以上」が75万4000円(構成比60.6%)で最多。「0~14歳」は16万3500円(同5.4%)、「15~44歳」は13万3000円(同11.9%)、「45~64歳」は29万700円(同22.1%)だった。
都道府県別の人口一人当たりの医療費は、高知県が47万1300円で最多。次いで、鹿児島県44万400円、長崎県43万3500円、香川県43万3200円、大分県43万1000円の順で多くなっている。一方で、埼玉県が31万8100円で最低。千葉県32万600円、滋賀県32万1700円、神奈川県32万4300円、茨城県32万7900円などの医療費が少なくなっている。
詳細は、https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin//hw/k-iryohi/21/index.htmlを参照。
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記事提供: 日本商工会議所
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