日本政府観光局(JNTO)は4月17日、3月の訪日外客数(推計値)が308万1600人となったと発表した。前年同月比で69.5%増、2019年同月比では11.6%増で、単月として過去最高を更新するとともに、初めて300万人を突破した。春の桜シーズンによる訪日需要の高まりに加え、イースター休暇が3月下旬から始まったことなどによるものとみられる。
国・地域別で見ると、韓国が66万3100人(19年同月比13.2%増)でトップ。次いで台湾48万4400人(同20.4%増)、中国45万2400人(同34.6%減)、米国29万100人(同64.3%増)、香港23万1400人(同35.0%増)の順で多い結果となっている。
また、調査対象23市場のうち17市場(韓国、台湾、香港、シンガポール、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域)において、3月として過去最高を記録したほか、ベトナム、インド、米国、カナダ、メキシコ、ドイツ、イタリア、北欧地域では単月過去最高を更新した。
1~3月の累計は855万8100人で、19年同月比6.3%増だった。
詳細は、https://www.jnto.go.jp/statistics/data/visitors-statistics/を参照。
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