北九州商工会議所(福岡県、津田純嗣会頭・安川電機)は今年4月15日~5月15日に、同所会員企業を対象に賃上げおよび初任給調査を実施し、調査を依頼した企業800社のうち455社から回答を得た。「春季賃上げ調査」で、賃上げ実施企業は62.6%に上ったが、前年度比2.9ポイント減少した。全業種・全規模の単純平均賃上げ率は3.79%と、前年度比0.3ポイント増加した。賃上げ額は9803円となり、1992年以来32年ぶりに9千円を超えた。賃上げの決定要素については、前年度と同様に「労働力の確保」を理由に挙げる企業が最多だった。「初任給調査」では、2024年度の採用実施企業は67.4%(前年度比0.2ポイント減少)、採用人数を増員した企業は26.1%(前年度比0.1ポイント増加)、初任給額は全ての学卒で前年度を上回り、全業種・全規模の平均額は前年度に引き続き過去最高額となった。初任給の決定要素については「世間の相場」が第1位となった。
詳細は、https://www.kitakyushucci.or.jp/2024/06/d974ef51f358c4fef95b27c7a2876be6352181cf.pdfを参照。
記事提供: 日本商工会議所
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