直方商工会議所(福岡県)は6月26日に宮若市の県立鞍手竜徳高校と「地域活性化に向けた連携協力に関する協定」を締結した。
協定は教育や人材育成、まちづくり、地域課題解決などに取り組む内容となっている。特に若い世代が直方市の活性化の一翼を担うことが期待されており、教育に関わる高校と、地域振興、まちづくりを行う商工会議所が相互協力を行うことで後継者の育成による地域産業の後継者不足解決や地域活性化を目指す。今後、地元企業の学校見学、インターンシップ先の拡大、在校生の地域イベントへのボランティア活動の参加など在校生が地域と積極的に交流できる環境を整備する。
同校は、「地域で育ち、地域で働き、地域に貢献する人材」「将来地元を支える核となる人材」を育てることを目指し、同所がある直鞍(ちょくあん)地区の4商工会議所・商工会と連携協定を締結しており、今回で同所を含め地区内の五つ全ての商工団体と協定を締結した。
同所の谷弥壽彦会頭は「今後、相互の連携協力を進め、卒業生にはぜひ地元での就職をしていただきたい」と述べた。
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