萩商工会議所(山口県)は9月5~9日、JR川崎駅直結の地下街「川崎アゼリア」で「萩物産フェア」を開催した。今回で5回目となる同イベントは、来場者数・売上高が年々増加している人気のイベント。今回も酒造メーカー、練り物メーカー、萩焼製造事業者など15社が出店した。日本酒の試飲やかまぼこの試食を実施し、多くの人でにぎわった。また、今回初めて、萩焼の箸置きやぐい飲みが入ったカプセル自販機「萩焼ガチャ」を設置し、好評を博していた。
同所は元々、世田谷区にある松陰神社で、毎年秋に開催される祭りに「萩観光物産展」というブースを設けて参加していた。コロナ禍の影響を受け、同祭りが終了したことに伴い、同所が主催する新たな物産展を開催しようと、5年前に初めて現在の場所で物産フェアを開催した。出展場所に川崎駅近くを選んだのは、同所が多種多様なものや人が集まる、雑多な魅力を持った川崎のまちに引かれたためだ。実際に、同イベントの客層も老若男女さまざまだった。
同所の服部尚夫事務局長は「物産フェアを通じて、萩市についてもっと知ってもらいたい。市内で練り物をつくっていることなど、フェアを通じて知ってくれたという話はよく聞く。来場者から『昨年買ったものがおいしかったから、今年も来ました』というコメントがあり、大変うれしかった。出店事業者にとっても、首都圏での商談のきっかけになっている」と話していた。
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