パワーカップルならぬ「パワーファミリー」という言葉を聞いたことはあるだろうか。世帯年収1500万円以上の子どものいる共働き家庭であるパワーファミリーは今、新たな消費のけん引役として大きな期待を集めている。とはいえ、1980年代のバブル期とは異なり、旺盛な購買欲がある一方、必要性や価値を感じるものしか買わないという堅実さも兼ね備えている。今号では、そんなパワーファミリー層の実態と消費傾向について、ニッセイ基礎研究所上席研究員の久我尚子さんに話を聞いた。
久我 尚子(くが・なおこ)
ニッセイ基礎研究所 生活研究部 上席研究員
子どものいるパワーカップル=パワーファミリー
─最近耳にする「パワーファミリー」とはどのような家庭を指しますか。
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