大洲商工会議所(愛媛県)に事務局を置く実行委員会は2~3日、地域の代表的な秋まつり「第30回大洲まつり」を開催した。
伊予の小京都と呼ばれる大洲市は、昨年7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた地域。同実行委員会は「がんばろう! 大洲」のスローガンを掲げ、2日は八幡神社から市内中心部を時代装束をまとって練り歩く大名行列や子どもみこしが繰り出し、3日は「おまつり村」「おおず浪漫祭」、肱川での「エンジョイ・カヌーイング」「渡し船運行」など個性的な催しが複数の会場で実施され、地域を元気にするためのイベントとして盛り上げた。まつりでは約50の事業者が模擬店を並べたほか、緑地公園の「おまつり村」では「対決!ハンマー風船割り」「ボルダリング体験」などのコーナーや、警察・国交省・消防車両展示などの工夫を凝らしたイベントが行われ、特設ステージでは8団体による郷土芸能が披露された。
別会場の「おおず浪漫祭」では、人力車の運行や昔遊びコーナーなどの露店が出店。また、昭和の時代をイメージして和装の外国人夫婦が、ポコペン横丁で人前結婚式を挙げるというレトロウエディングも実施され、沿道や式場で来場者から祝福を受けていた。
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