三次商工会議所(広島県)に事務局を置く実行委員会は10月26~27日、三次市の商工業をPRする一大イベント「第27回みよし商工フェスティバル」を開催した。会場の県立みよし公園には2日間で約2万3千人が訪れ「見て、触れて、体験できる」商業、工業、文化の祭典を楽しんだ。
会場では七つのゾーンごとに多彩なイベントを開催。工業ゾーンでは地元事業者が自社製品や技術を紹介し、クイズラリーなどを楽しみながら会場内を回れるよう構成した。商業ゾーンでは衣料品など、パティオゾーンではご当地グルメなどを販売。旅行券や商品券などの豪華景品が当たる「スピード抽選会」を実施して注目を集めた。また、ステージ上では、歌やダンス、神楽など、華やかな催しが行われた。グラウンドゾーンでは、工業製品の展示や実演のほか、「防災意識啓発フェア」「ブルーインパルスVR体験」などが注目されていた。なかでも、普段見ることのできない自動車メーカーマツダの「三次自動車試験場」のテストコース見学バスツアーに多くの親子連れが参加。一般開放されていない高速周回路の中を見学できるとあって人気の催しとなった。
参加者からは「三次の企業やお店がよく分かった」「子どもと3世代で楽しめた」と好評を得て、同所担当者は「年々増える来場者に喜んでもらえるよう工夫したい」と来年への意気込みを語った。
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