国産レモンをはじめ、柑橘(かんきつ)類の宝庫ともいえる尾道市。同地発祥の八朔(はっさく)を活用し、尾道市農業協同組合(JA尾道市)が1991年に発売した「因島のはっさくゼリー」が、地道な販促活動により着実に売れ行きを伸ばしている。2019年には姉妹品の「因島のはっさくシャーベット」も発売し、その相乗効果で現在までの累計販売数は560万個を突破。ご当地ヒット商品となっている。
寺の住職によって発見された因島発祥の果物・八朔
広島県の特産品というと、ついレモンが思い浮かぶ。実際、同県では2012年頃から観光キャンペーンの一環として、国産レモンの生産量全国1位を前面に押し出し、生果だけでなく多様な加工食品を世に送り出している。
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