名張商工会議所(三重県)は、インスタグラムを活用した会員紹介サービスを実施している。同事業は、SNSの普及という時代の潮流に合わせた商工会議所運営を実現するとともに、地域住民の認知度向上を図ることが目的。SNSでの会員事業所の情報発信は、会員の販路開拓に貢献するだけでなく、経営情報に比べてよりカジュアルな内容で市民に関心を持たれやすく、効果的なまちづくりにつなげることがメリットだ。
今後はインスタグラムの登録者数1000人を目指す。高まるSNSの影響力を有効活用して、登録者参加型のイベントも企画していく。
インスタグラム開設のきっかけは一般住民の商工会議所に対する認知度が低い実情がある。この状況を解決し、事業者や地域住民に認知・信頼してもらい、地域に溶け込んだより効果的なまちづくりにつなげたい考えだ。
活用し始めた2024年10月頃のアカウント登録者数は180人ほどだったが、現在は約720人まで増加。事業者だけでなく、地域住民の登録も増えており、会員事業者から「インスタグラムで紹介してほしい」といった声も増えている。
同所担当者は「本サービスを通して会員に直接貢献するとともに、地域住民が持っている商工会議所のイメージを変え、地域をもっと盛り上げられるよう尽力したい」と述べた。
