大府商工会議所(愛知県)はこのほど、東浦町商工会と共に地元愛あふれる個性的な店主を紹介する冊子「大府・東浦沼(ぬま)る店主図鑑」を発刊した。店主の魅力に焦点を当てた新しいコンセプトのPR冊子で、店主たちの個性や店舗、商品への思いを深掘りしており、消費者が「おもしろい、店主に会ってみたい」と夢中になってしまうような内容となっている。地元商店の利用促進、老若男女への個店の魅力周知につなげたい考えだ。
冊子には大府市、東浦町内の38店舗の店主が登場。各店舗や自慢の商品を紹介している。6000部を作成し、同所や掲載店舗、JR大府駅などで配布している。
同所では19年間にわたり「一店・逸品運動」を展開し、2022年から東浦町商工会と広域連携を図り、合同で個店PR事業を実施してきた。今年度からは個店同士のつながり、交流、広域連携によるメリットを生かすため「一店・逸品運動」を「つなぐWAプロジェクト」としてリニューアルし再出発。今回の冊子作成も同プロジェクトの一環だ。
このほかにも同プロジェクトでは10月18~21日にPRイベント「東浦・大府つなぐWA(輪)マルシェ~まちの魅力にじわじわ沼(ぬま)る4日間~」を開催。パンフレット掲載店20店舗の紹介、商品販売、体験を行った。
同所担当者は「個店こそが、地域全体の活力を大きく左右する『顔』だと考えている。この企画を通じて、量販店にはない個店独自の魅力を消費者の方々に広く知っていただきたい。一人でも多くの方に地域のお店に足を運んでもらい、その魅力を肌で感じてもらうことで、地域経済の活性化につなげていきたい」と述べた。
