弘前商工会議所(青森県)に事務局を置く実行委員会は9月17~23日、「第24回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(ファッション甲子園2025)」の入賞作品の展示会を都内百貨店で開催した。今回の展示会は、海外ファッションブランド協会の協力により実現。全国92校1246チーム・1908点のデザインの中から優勝、準優勝、各特別賞などを受賞した作品7点を展示した。都内での入賞作品の展示は初めて。
ファッション甲子園は全国の高校生を対象にファッションデザインのナンバーワンを競う全国大会。①ファッションを創造的にデザインする能力の滋養による家庭科教育の一層の充実②高校生の夢の創造と21世紀のファッションを切り拓く新しい人材の育成③より高いレベルで競い合う場の提供④仲間同士で作品を制作する難しさや楽しさを経験することによる人間形成⑤教師と生徒の対話を生み、相互理解の促進⑥高校生の笑顔あふれる大会――の6項目を目的に全国大会を2001年から開催している。
同所担当者は「ファッション甲子園は、年々作品のレベルが高まり、業界関係者からの注目も一層高まっている。今後も、全国の高校生が弘前の地でみずみずしい感性を発揮し、創造の喜びを体験できる場としての意義をさらに高め、『目指すべき大会』としてファッション甲子園の価値向上に努めていきたい」と述べた。
