愛知県岡崎市八丁町に所在する「合資会社八丁味噌」(屋号:カクキュー)の創業は、江戸初期の1645年。当時は同社からほど近い矢作川周辺に広がる畑で収穫された愛知の在来種「矢作大豆」で八丁味噌を仕込んでいたが、収量の高い品種が栽培されるようになると同大豆は、昭和50年代ごろから次第に姿を消していった。
その後、料理家の辰巳芳子先生を通じて絶滅したと思われていた同大豆の種子を保管している施設が分かると「創業当時の味を再現したい」という思いが募ってきたと同社の早川ちかこさんは話す。2007年、三重大学の梅崎輝尚教授の協力により、同大豆の種子を取り寄せ、翌年から始めた試験栽培にも成功したことから、同大豆による創業当時の八丁味噌復活の取り組みが始まった。
八丁味噌の熟成は通常2年以上だが、同大豆を使った八丁味噌は、3年以上の熟成を経て13年秋に「矢作大豆使用 八丁味噌(創業の味 桐箱)」として限定販売した。さらに16年には五夏五冬(5年以上)熟成させ、酸味が効いた味わい深い「矢作大豆 八丁味噌(ヴィンテージタイプ)」を開発・商品化した。
早川さんは同商品を「そのままの味を堪能いただくため、焼き味噌や煮味噌で召し上がることをお勧めします。ご飯のお供やお酒のおつまみに、ぜひどうぞ」と勧める。
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合資会社八丁味噌(屋号:カクキュー)
所在地 : 愛知県岡崎市八丁町69番地
電話 : 0564-21-0151
