ひたちなか商工会議所(茨城県)は2018年12月1日、ひたちなか海浜鉄道の利用促進と会員間の親睦を目的としたイベント「利き酒列車」を開催した。
17年に続き2度目になる今回は、32人が参加。1車両を貸し切り、午後6時半に勝田駅を出発した列車が阿字ヶ浦駅で折り返して戻るまでの約2時間、ひたちなか産の地酒をじっくりと味わった。行きの車内で酒類販売店「和飲風土」の石川社長から利き酒大会で使用する薫酒、熟酒、爽酒、醇酒の4タイプの地酒について解説を聞いた後、一斉に利き酒に挑戦。参加者は悩みながらも風味や色などを参考に飲み比べ、真剣な面持ちで解答用紙に記入した。全問正解者6人には、特別に用意された認定証が贈られ、車内は盛り上がりを見せた。
第三セクター方式の鉄道事業にひたちなか市全体が期待する中、同所企画のイベントに参加者からは「また来年も開催してほしい」と歓迎の声が多数寄せられた。鉄道の利活用に好感触を得た担当者は、今後の事業展開につなげていきたいと話している。
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