須賀川商工会議所(福島県)は須賀川地域外国人雇用事業者連絡協議会とともに1月26日、須賀川市内で働く外国人従業員との親睦を深めるため初めて「国際交流バスツアー」を実施した。
人手不足解消の方策として、外国人労働者の雇用も手段の一つとしている同市。来日し土地勘のない外国人従業員たちが一刻も早く日本での生活に慣れ、快適に暮らすためには、外国人従業員同士の親睦を深めることが大切との考えから、今回の交流研修会を企画。同地域の製造業や縫製業を担う海外からの従業員と各企業の担当者が一緒に観光地などを巡りながら日本文化に親しむ一日となった。
当日は、ベトナム出身の20~30代の従業員らと各企業の担当者が会津若松までバスで移動した。到着地の鶴ヶ城会館では赤ベコの絵付け体験にチャレンジし、思い思いの赤ベコを制作。その後、参加者がそれぞれ好みの着物で鶴ヶ城周辺の散策を楽しみながら交流を図った。バスの車内では団子と緑茶もふるまわれ、「初めての体験ばかりで、楽しい休日を過ごせた」と参加者からは喜びの声が寄せられた。同所は、今回のような交流の機会を今後も増やしていく考えだ。
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