福知山商工会議所青年部(京都府、福知山YEG)は8月16~17日、「ドッコイセこども大会」を開催し、夜空にLEDスカイランタンを浮かべる催しを行った。
同YEGは5年前に事故で休止となった花火大会にかわって開催してきたイベントをさらに印象付けるべく、夏の夜空に500個のスカイランタンを浮かべるプロジェクトを企画。地域で生まれ育ってきた子どもたちの夏の思い出づくりは、同市の未来をつくることと同じという信念に基づき、その実現のため、クラウドファンディングで賛同を呼び掛けた。結果、126人から164万4000円の支援があり、実現に至った。事前ワークショップでは、学生ボランティアの協力を得て、150人の参加者と共にスカイランタンを製作し、試験的なリリースまでを行うなど、準備を整えてきた。台風の影響で予定日より1日遅れての開催となったが、夜空に淡いオレンジ色の光が浮かぶ様子は、来場者の目をくぎ付けにした。
スカイランタンは完成製品ではなく、キットとしての商品化を目指し、今後さまざまな事業への販売を視野に入れているという同YEG。岸本会長は「SNSにも多く投稿してもらえて参加者の反応も良かった。実施の仕組みを整えて継続していきたい」と語った。
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