半田商工会議所(愛知県)は2018年12月、第9回「あいさつ川柳コンクール」の入賞者を発表した。同所は、大人から子どもまで幅広いコミュニケーションの輪を広げることを目的としたあいさつ運動に注力してきた。その一環として10年から毎年、半田市や教育委員会と協力して同コンクールを実施している。
今回の応募数は3129人。浅利猪一郎川柳事務所主宰の浅利氏を中心とした選考委員会により、甲乙つけがたい作品の中から厳選した。入賞したのは小学生以下の部、中学生以上の部それぞれ、最優秀賞3人、優秀賞5人の合計16人。小学生以下の部最優秀賞3作品は「おはようの アクセルふんで レッツゴー」「さみしいよ スマホごしでの あいさつは」「まん月の うさぎにっこり 大あくび」、中学生以上の部最優秀賞3作品は「あいさつは インスタよりもよく映える」「不思議だね あいさつだけで 広がる輪」「真っ白な おはようが舞う 冬が好き」。例年にも増して、あいさつのすばらしさや時流を感じさせる作品が集まった。
「ルールに縛られない川柳を介して、世代間の交流や人間関係の構築に役立つ、あいさつの大切さを実感してもらいたい」と語る同所担当者。今後も、こうした取り組みを継続していきたいと意欲的だ。
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