日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2018年1~4月の訪日外客数累計が1051万9千人となり、過去最速で年間累計が1000万人を突破したことを発表した。昨年は1~5月の累計で1000万人を突破していた。
4月の訪日外客数は、前年同月比12・5%増の290万1千人で、4月として過去最高を記録。国・地域別では、台湾、タイ、フィリピン、ベトナム、インド、フランス、ロシアで単月として過去最高を記録したほか、韓国、中国、シンガポール、マレーシア、豪州、米国、イタリアで4月として過去最高を記録した。
JNTOでは、「航空路線の新規就航や増便、チャーター便の運航による航空座席供給量の増加に加えて、訪日需要が高まる春に向けて各市場で展開した、春の魅力を訴求する訪日旅行プロモーションの効果も相まって、訪日外客数全体としては堅調に推移した」と分析している。
田村明比古観光庁長官は記者会見で、「年間1000万人を超えようとして、政府を挙げて、かなり一生懸命やっていた時期が数年前まであったことからすると、隔世の感がある。その頃とはレベルの違う目標を立てているので、1000万人というのは驚かない数字ではある。2020年の目標(4000万人)に向けては着実に進んできていると考えている」とコメントした。
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