各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
八戸商工会議所は、特産品であるサバの加工品と大正時代から地元で愛されてきた地サイダー、ノンシュガーなのに甘いお茶「スイーツティ」を出品した。
水産加工会社マルカネの「黄金焼とろさば」は、脂の乗ったサバを「紙技」「熱風焼き」という独自の製法で加工。専門店の味としっとりした食感が特徴だ。冷たいままスライスして刺し身のように食べるとおいしい。常温乾燥珍味の「黄金さばトバ」や八戸市のブランドサバ「八戸前沖さば」の半身が入った「鯖カレー」、青森県産ニンニクの風味が効いたおかずみそ「サバーリック味噌」なども販売した。
地サイダー「三島シトロン」は、同市白銀町の老舗、八戸製氷冷蔵が1921(大正10)年から変わらない製法で製造。八戸市の銘水「三島の湧水」を使用し、強めの炭酸とすっきりした甘味が特徴だ。バナナ風味の「みしまバナナサイダー」と合わせて郷土芸能「八戸えんぶり」の舞手34組の模様を描いた手ぬぐいで包み、オリジナル栓抜きを付けて販売した。また、イカスミの色素で黒く着色した新商品、「イカスミサイダー」もPRした。
「スイーツティ」は無添加や健康にこだわる付加価値経営研究所が九戸村の特産品「甘茶」をベースに開発した自然な甘さのお茶。「ほし菊茶ブレンド」「有機三年番茶ブレンド」とリンゴの香り爽やかな「無農薬りんごブレンド」を販売した。
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