岐阜県の中津川商工会議所、関商工会議所、美濃商工会議所は4月5日、JR中津川駅前の観光物産施設「にぎわい特産館」に、岐阜を代表する特産品である「関の刃物」や「美濃和紙」を販売する「岐阜の匠コーナー」を開設した。
2027年にリニア中央新幹線岐阜県駅(仮称)が中津川市内に開業することを見据え、連携して国内外から訪れる観光客に県産品の認知度向上を図るのが狙いだ。岐阜県駅は県の玄関口として位置付けられ、開業後は、県内各地へのアクセスや観光PRにおいても拠点となることが期待されている。
にぎわい特産館は、中津川名物の栗菓子をはじめとする和菓子や地酒、木工品など特産品を販売。外国人も含め多くの観光客が訪れる施設だ。館内中央の同コーナーには包丁やはさみ、爪切りなど126種類、美濃和紙のレターセットや御朱印帳など50種類の商品が並んだ。
この日は新型コロナウイルス感染症拡大防止のためオープニングセレモニーを中止。関、美濃商工会議所関係者らは出席を見合わせ、中津川商工会議所の杉本潤会頭をはじめとする同所関係者のみが集まった。コーナーを視察した杉本会頭は、「岐阜の名産品を知ってもらう第一歩。岐阜県駅開業に向け、一つでも多く発信したい」と意気込みを述べた。
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